はじめに
スパンキングをしてみたい・されたいけど、どうしたらいいのか分からない初心者の方を対象にしています。
スパンキングとは?

スパンキングとは、平手や平らな物でお尻を叩くことを意味します。
体罰や躾の尻叩きとは区別して、性的嗜好のものはラブスパンキングやエロティックスパンキングとも呼ばれます。
スパンキングの三大プレイ
スパンキングは大きく分けて、以下の3種類に分かれます。
- ハンドスパンキング
- パドリング
- ウィッピング(鞭)
ハンドスパンキング

平手でお尻を叩くことを、「ハンドスパンキング」と呼びます。
スパンキングと言えばこれを指すことも多いです。
パドリング

表面が平らな道具でお尻を叩くことを、「パドリング」と呼びます。
専用の道具はパドルもしくはスパンキングラケットと呼ばれ、以下のように、しゃもじに似た形をしています。

スパンキングパドル
ウィッピング(鞭)

鞭でお尻を叩くことを、「ウィッピング」と呼びます。
鞭にもいくつか種類がありますが代表的なのは、
- 先が数本の紐に別れている「バラ鞭」
- 先が分かれておらず、一本にまとまっている「一本鞭」
の2種類があります。
バラ鞭の例

バラムチ JOINT_009
一本鞭の例
やりやすい体勢
スパンキングをするのに最適な体勢は以下の2つです。
- オーバーザニー
- ベントオーバー
オーバーザニー

英語にするとOver the Knee 、即ち「膝の上」を意味し、頭文字を取ってOTKと略されることもあります。
叩かれる側を叩く側の膝の上にうつぶせにさせ、左手で体を抑えながら、右手でお尻を叩きます。
受け手が暴れても左手で体を固定できるので、狙いが逸れることなく叩きやすいです。
少し前だと親が子どもを叱る際に、この体勢でお尻を叩くのが定番でしたね。
ベントオーバー

英語にするとBent Over、即ち「腰を曲げて前かがみになる」ことを意味します。
壁や椅子に手をついたり、四つん這い(いわゆるバックの体勢)になって、お尻を突き出すのがポイントです。
お尻が綺麗に見えますので、尻フェチにはたまりませんね。
こんな人に向いてる
スパンカー(叩く側)に向いている人
- 痛めつけると興奮する
- パートナーを独占したい
- お尻を触るのが好き
総じて嗜虐心と支配欲が強いSの方、お尻が大好きな尻フェチさんにオススメです。
ちなみにスパンキング後のお尻は、皮膚が赤く腫れ上がり、熱を帯びています。
そんなお尻を優しく撫でると、小さく喘ぎ声をあげて仰け反るのが、管理人はたまらなく好きです。
スパンキー(叩かれる側)に向いている人
- 痛いのが気持ち良いに変わることがある
- お尻を触られるのが好き
- プレイの余韻を長く感じていたい
初心者におすすめなスパンキング
ではここから、いくつか種類があるスパンキングのうちには、初めてにはどれがおすすめか紹介します。
あなたもパートナーもスパンキングが初心者だとすれば、ハンドスパンキング(手でお尻を叩く)の一択です。
道具を用意する必要がない手軽さと、強弱のコントロールが簡単なのが理由です。
パドルや鞭といった道具は、間違った使い方をすると怪我の原因になります。
たとえこれらの道具に慣れていたとしても、関係が浅いうちはハンドスパンキングから始めることをお勧めします。
スパンキングの叩き方
ではここから、ハンドスパンキングの叩き方のポイントを紹介していきます。
コツは以下の二つです。
- お尻の柔らかい脂肪を叩く
- 力を抜き弾くように叩く
お尻の柔らかい脂肪を叩く

触ってみて柔らかい皮下脂肪を叩くように心がけてください。
図にすると、上のイラストの赤丸の箇所ですね。
触ると硬い部分は骨のため、強く叩くと骨折の可能性があるので避けましょう。
力を抜き弾くように叩く
叩き方を大きく分けると、
- 勢いよく振り下ろして、手を動かさない。
- 腕や手の力を抜き弾くように叩く。
の二パターンがあります。
勢いよく振り下ろして、手を動かさない

腕や手の力を抜き弾くように叩く

受け手のスパンキーが初心者なら、腕や手の力を抜き弾くように叩いてみてください。
痛みはほどほどで、しっかり音が鳴りますので、触覚と聴覚の両方から興奮させてあげられます。
決めておくこと
- お尻を叩く・叩かれる理由
- セーフワード
お尻を叩く・叩かれる理由
なぜ叩かれるのか理由を決めた方が盛り上がります。
お尻叩きは悪いことをした子どもを、親や教師が叱る際の躾というイメージがあります。
そのため〜という悪いことをして、その罰として叩くor叩かれるんだと互いに納得してから始めた方が、抵抗感なくスパンキングを始められます。
例えば、「お前はご主人様の〜という言いつけを守れなかった。だから今からそのお仕置きとして、今から10発お尻を叩くんだ」といった感じですね。
もちろん、単に叩きたいor叩かれたいから、叩くでも良いですよ。
セーフワード
セーフワードとは、責め手の行為が行き過ぎないよう、責める側と責められる側の間で決めておく言葉のことです。
痛いことや苦しいことをするSMプレイにおいて「喜んでいるのか、それとも本当に止めてほしいのか」を判断することは大切ですが難しいです。
受け手の「もうダメ!」が、気持ち良さのあまり言ったのか、それとも本当に痛すぎて中断してほしいのか、見極めるのに困りますよね。
プレイがエスカレートして受け手を傷つけるのは良くないし、いちいち聞くのも無粋です。
そこでプレイとは関係ない言葉をセーフワードとして決めておくことで、プレイを中断することなく、受け手の状況を責め手に伝えることができます。
セーフワードはSEXと関係ない言葉であれば何でも構いません。
例えば「ハンガー!」と言ったら、責めるのを一時中断するなどですね。
プレイの流れ
step
1スパンキングの合意を取る
相手の体を傷つける行為なので、やっていいかの合意を必ず取りましょう。
step
2叩く・叩かれる体勢になる
叩かれる体勢は、こちらをご覧ください。
step
3お尻を叩く!
叩き方については、こちらをご覧ください。
step
4パートナーの反応を見る
叩かれる側がどこまで痛みに耐えられているのか、叩く側は適宜観察するようにしてください。
もしこの判断が難しければ、予めセーフワードを決めておきましょう。
step
5コーナータイムを取る
コーナータイムとは、スパンキング後に、部屋の隅(=コーナー)に立たせる行為です。
叩かれて腫れ上がったお尻をじっくりと見られるので、叩かれる側の羞恥心を煽ることができます。
また、プレイを一時中断して、互いに興奮を鎮め、落ち着かせられるというメリットもあります。
ずっと叩く・叩かれるだけだと、互いに疲れますので、コーナータイムを間に挟むと良いですよ。
step
6スイッチングしても良し
スイッチングプレイとは、叩く側と叩かれる側が切り替わることを意味します。
叩かれる側が痛がりながらも気持ちよがっている姿を見て、叩く側が「今度は私も叩いて!」となるわけですね。
ちなみにサディズムの語源になったサド公爵の小説には、このスイッチングが頻繁に登場します。
今まで犠牲者のお尻を鞭打っていた権力者が、突然自分のお尻を出して、「これで今度は俺の尻を打ってくれ!」と、自分にスパンキングを強要するシーンがめちゃくちゃ出てきます。
きっとサド公爵も、大変ディープなスイッチング愛好家だったんですね。
step
7終わった後も痛みが続くようなら病院へ
平手でのスパンキングなら、赤く腫れ上がったお尻も時間が経てば元に戻り、怪我や傷跡が残り続けることはないでしょう。
とは言っても可能性はゼロではありませんし、骨を叩くと骨折のリスクもあります。
もし後日違和感があれば、パートナーへの報告と病院に行って検査してもらってくださいね。
見てほしい参考教材
スパンキングエクスタシー 倉多まお
95cmと大きいながら、キュッと引き締まった美巨尻を誇る倉多まおさんが、これでもかとスパンキングSEXを見せてくれます。
出てくるのはハンドスパンキングのみのため、スパンキング初心者の方や、ソフトなSMが好きな方に向いています。
ハンドスパンキングだけといっても、様々な対位の叩き方が見れるため、飽きることなく最後まで見れます。
また作品の最後には、スパンキングのシーンだけを抜き出してまとめて見せてくれます。
前後を無視してスパンキングだけを見たいという人には嬉しいですね。
ザ スパンキング 5
SM作品で有名なメーカーのシネマジックが、別々の作品からスパンキングのシーンだけをまとめた総集品となります。
ハンドスパンキングだけでなく、パドルや鞭など様々なスパンキングが出てきます。
ハードそうなジャケットですが、見てみるとソフトなプレイが多いです。
例えばパドルは合皮で、鞭はバラ鞭と、音は出ますが痛みは抑えた道具ばかりです。
手で叩くのにマンネリを感じて、もう少しハードなスパンキングをしてみたいという方が、パドルや鞭のイメージを把握するのにオススメな作品となります。
まとめ
痛みの中で快楽や興奮を感じられるスパンキング。
リスクに、二人のセックスを彩るスパイスにしていってくださいね。


